B1-01

06.11(水) 10:30-11:10 展示会場内RoomB(6F32)

AIロボット基盤モデルの普及と活用推進に向けて

近年、ロボットに対して指示を出すとそのまま自律的に動作できる「End-to-End型」の制御技術が進展し、それを支えるロボット基盤モデルの開発競争が、特にアメリカおよび中国を中心に活発化している。これらの基盤モデルは、ロボットの開発速度を飛躍的に向上させるだけでなく、家庭、医療、災害対応など多様な分野への応用可能性を大きく広げるものとして期待されている。しかしながら、こうしたモデルの多くは一部が公開されているにとどまり、実際に学習に用いられたデータや開発手法の詳細は非公開である場合が多い。そのため、モデルの利活用には一定の制約が存在すると言える。 本講演では、講演者が理事長を務めるAIロボット協会における、「オープンなロボット基盤モデル」の開発を推進するためのエコシステムについて紹介する。あわせて、こうした取り組みがもたらすロボット技術の将来展望について述べる。
Speaker

(一社)AIロボット協会
理事長 /

早稲田大学 理工学術院
基幹理工学部 表現工学科
教授

尾形 哲也

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