光電融合で実現するリアルタイム分散データベースIII
~自動制御・低遅延・多方路光ネットワークを利用して~
提供技術研究組合光電子融合基盤技術研究所
地域的に離れた多数データセンタを結び高可用性および高保守性を実現するリアルタイム分散データベースのための技術を概観する。この技術のベースとなる多方路エラスティックネットワーク技術は、分散配置サーバを、光スイッチを通して多対多で接続することにより、光ファイバ中光速度のみで決まる遅延量しか持たず、任意に接続経路を切り替えられるネットワークとなる。これを運用するための、OSSとして公開される資源管理・自動経路設定アルゴリズム、この上で運用される分散データベースアルゴリズムを説明し、将来的なさらなる高速化のためのマルチテラビットトランシーバについても述べる。
- APN(All Photonics Network)