官民協働での構築を目指す月探査のための通信・測位アーキテクチャとその開発構想
日本は米国主導の国際有人宇宙探査プログラム(アルテミス計画)に参画しており、この計画では月資源利用や月面有人基地建設等の月面開発を通して、有人火星探査も見据えた持続可能な月探査を目指している。2027年にはアルテミスⅢによる有人月面着陸が予定されているなど月探査活動が本格化する。
本講演では、国際宇宙探査の現況とともに、JAXAが纏めている「日本の国際宇宙探査シナリオ案2025年版(今年夏季改訂予定)」や宇宙戦略基金による月通信・測位技術開発に触れ、官民協働での構築を目指す月通信・測位アーキテクチャとその開発構想について紹介する。