72B-11

10.10(木) 17:50-18:30 RoomB

量子コンピュータ時代のための暗号技術の開発と標準化

公開鍵暗号は安全な通信や情報の保護に必要不可欠な技術であり、代表的な公開鍵暗号としてRSA暗号や楕円曲線暗号が広く使用されています。近年、量子コンピュータの開発が活発に進められており、十分な規模の量子コンピュータが開発されるとRSA暗号や楕円曲線暗号の安全性が大きく低下することが懸念されています。そのため、量子コンピュータでも、現在のコンピュータでも、解読が困難な暗号が必要とされており、そのような暗号技術は耐量子計算機暗号と呼ばれています。  耐量子計算機暗号の研究開発及び標準化に向けた世界各国及び国内の動向と、耐量子計算機暗号の解読コンテストで世界記録を達成した成果についてご紹介いたします。
  • 暗号化/証明書

(国研)情報通信研究機構

サイバーセキュリティ研究所
セキュリティ基盤研究室
主任研究員

篠原 直行

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