「歩きVR・AR」の安全性向上を目指して
HMD (Head Mounted Display)やボディトラッキング技術等の進歩により、屋内外の実空間を、HMDを着けたまま動き回り、VR (Virtual Reality)・AR (Augmented Reality)体験を得るといったシナリオが想定されつつある。「歩きスマホ」では、周囲の物や人と衝突したり躓いたりすると言った危険性が社会問題になっているが、「歩きVR・AR」はそれ以上に危険性が高くなることが懸念される。本セミナーでは、障害物や他者が存在する実空間上での「歩きVR」でVRゲームやVRコンテンツ閲覧をした場合に、どのようにユーザの安全性を高めることができるかについての研究事例をいくつか紹介する。また、工場などでの作業支援ARの安全性についての議論も展開する。