MOCHA:東京大学における安心できるキャンパスライフ実現に向けたBluetoothビーコンを用いた学内の混雑状況把握・接触確認・滞在記録システムの開発と運用
MOCHA(Mobile Check-in Application)は、withコロナ環境における安心できるキャンパスライフ実現に向けて、東京大学構内の公共スペースの滞在予約と記録がとれる学生・教職員向けの混雑情報提供サービスです。教室等に設置したBluetoothビーコンをユーザのスマートフォンで自動記録し、あらかじめユーザが同意した条件により位置情報を記録します。プライバシーに配慮しながら、政府の接触確認アプリCOCOAの機能を補うような機能が実装されています。2020年8月より有志の教員・学生で設計・開発・運用を始め、現在1000個以上のビーコンが学内に設置され、3000人以上の構成員が本システムを利用しています。本講演では、MOCHAの開発経緯とシステム設計・実装・運用の現状についてご紹介いたします。