「オンラインがリアルな時代」のメディア論
わたしたちはいま、電車の中、店舗、場合によっては歩きスマホをしてまでも執拗にネットに、いや人と繋がろうとしている、これはSNS≒メタバースがリアルとの融合を強く必要としている何よりの証拠であり、すでにオンラインはわたしたちのリアルなのである。
こうした状況の中で、メディア全般について、オフラインからオンラインへ、リアルからバーチャルへといった議論や模索が重ねられている。
しかしながらテレビ放送は実はもともとバーチャルであって、TVerによるオンライン配信はいまのところ伝送路の変化の話でしかなく、デジタルサイネージに関しても、メタバースとリアルワールドを自由に行き来するゲートウェイにはなっていない。
本講演ではこれらを実例を上げながら整理し、これからのメディアの方向性を考える場としたい。