KA3-04

06.14(金) 12:20-13:00 RoomKA

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【Internet x Space Summit 特別企画】
LunaNet と国際協力を通じた月圏における相互運用

米国は、月圏における持続可能な有人宇宙探査と科学能力を確立するための国際的な取り組みを主導しています。この多大な取り組みにおいて、現在国際的に LunaNet(Lunar Internet :月面インターネット) として知られる通信、ネットワーキング、位置、ナビゲーション、タイミング (CPNT) を備えたインフラストラクチャの提供が考えらえれています。 LunaNet は、従来の宇宙通信と追跡に、インターネット・プロトコル (IP) とバンドル・プロトコル (BP) を使用したネットワーク層サービスを組み合わせ、最終的には太陽系インターネット (SSI) へと発展するものです。 LunaNetでは、無線周波数 (RF)の効率的な使用、サイズ、重量、電力、コスト (SWaP-C) などの観点から、測位、軌道決定、および時刻配信のサービスも組み込まれています。ネットワーキングには従来の IP ベースのサービスが含まれますが、宇宙通信の特徴である高い遅延と、断続的な接続による中断耐性に対処する必要もあります。地球周回軌道上では、いくつかの国が独立した全地球航法衛星システム (GNSS) を開発していますが、月では、各国が協力して1 つの国際的な衛星ベースのナビゲーション・サービスを提供することが重要です。 このためには、オープンで国際的に定義されたアーキテクチャに基づき、複数の技術ドメイン、多数の標準化団体などの多くの関係者が協力し、新しい標準と技術の開発が必要です。このプレゼンテーションでは、今後訪れるであろうLunaNet アーキテクチャの全体像、月探査活動におけるLunaNetの位置づけ、宇宙機関、民間事業者、標準化団体の現在の取り組みについてご紹介します。
  • Internet x Space Summit
  • アーカイブ配信あり
Speaker

NASA

Space Communications and Navigation(SCaN) Program
Chief Architect

Jim Schier

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