ある国際研究所から毎年発表される2023年の国際競争力ランキングによれば、日本は調査対象63か国中34位と、前年よりさらに３ランクダウンとなり、4年連続で30位台と下位に留まっており、危機的な状況です。また、この総合ランキングの元となる項目でも、人材ランキングでは41位、デジタル競争力ランキングでは29位と、低位に転落している現状です。 このような日本の現状を打破するためには、「デジタル田園都市国家構想」や「デジタル・トランスフォーメーション（DX）」を推進していく必要があり、その際には国の標語にもある「DX with Cybersecurity」が必須となります。 つまり、国際競争力を高めるためには、「人材」＋「デジタル」＋「セキュリティ」＝「セキュリティ人材の育成」なき達成は不可能なことが明白です。 当セッションでは、セキュリティ人材育成の取り組みが、ITやセキュリティ業界だけでなく、日本社会全体の問題であることをお話させて頂きます。