F2-08

06.13(Thu) 16:55-17:35RoomF

専門セミナー

スポーツやエンタメ市場を見据えたインターネットを前提とするデジタルメディア空間

インターネットを前提とした「デジタルメディア空間」のデザインの設計において、「オブジェクト指向の方式」が注目を集めています。これは、空間に存在するメディアを3次元モデルとして解釈し、「複数のデジタルメディアオブジェクトに分解」して伝送し、受信側では「これらのオブジェクトを用いて空間を再合成」する方式です。
このオブジェクト指向オーディオはヨーロッパのプレミアムリーグのオンライン中継でも利用されています。Software Defined Mediaコンソーシアムにおいては、「映像・音響デジタルメディア空間を用いた、ビジネスの創造」を目指し、大学や企業が集まって研究開発を進めてきました(2014年1月~)。この際に前提となっているのが、「ネイティブ・ディジタルなインターネット環境」と、上述の「オブジェクト指向のデジタルメディア」です。
本講演では、これらのデジタルメディア空間に関して、「音楽ライブでのSoftware Defined Mediaの活用」や「映像音声データのメタデータ定義」、「SDMソフトウェア開発環境」、関連するビジネストライアルなどの取り組みを紹介し、現在の課題とこれからの展望について、技術とビジネスの両面から議論します。
http://sdm.wide.ad.jp/index.ja.html

Speaker

東京大学 情報理工学系研究科 准教授 /Software Defined Mediaコンソーシアム チェア

塚田 学

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